2017年4月22日土曜日

睡眠薬、抗不安薬等のベンゾジアゼピン系の依存について。

相当久しぶりの更新ですいません。

更新しないにもかかわらず、ブログを応援してくださった方々に感謝です。

さて私事ですが、鬱々状態から無事脱出し、おかげさまで男性更年期治療も終了しました。

今では週3回早朝1000mほど泳いでいます。

ただ私を救って頂いた病院「戸越泌尿器科内科クリニック」には毎週行き、プラセンタ注射3A(アンプル)をお願いしています。私の日課となっています。
体調はかなりいいです。

今日の話題ですが、ようやく厚生労働省が睡眠薬、抗不安薬(44種の薬)の長期服用に対する依存性がある恐れがあるとして、全国の医療機関に注意を喚起しました。
以下内容は難しいですが、単純にベンゾジアゼピン系の薬には依存性があるという内容です。
催眠鎮静薬、抗不安薬及び抗てんかん薬の依存性にかかる注意事項について
あまりにも遅すぎる感がぬぐえません。

このベンゾジアゼピン系の薬の依存性や副作用については以前よりブログで申し上げたとおりです。

実際私は6年間以上毎日抗不安薬や睡眠薬(デパス、ソラナックス、レキソタン、レスタス、サイレース等10種類位)を服用していました。

もちろんこれらの薬も副作用や依存性は全く知りませんでした。
服用し始めては1年目位から耐性がついて、全く効果を感じる事ができなくなりました。
そして服用量もどんどん増えていきました。

ある時ネットで「アシュトンマニュアル」を知りこのベンゾジアゼピン系の薬の怖さを知り、このマニュアルに従い時間をかけて断薬を実行しました。

この断薬は想像以上にきつかったです。ふらふらする、頭が締め付けられるように痛い、不安になる等、様々な症状がでました。抗うつ薬の断薬の比ではありません。

ほぼ断薬した現在も断定はできませんが、不定愁訴が時折でます。
今はツムラの漢方「柴胡加竜骨牡蛎湯」を中心に体調を整えています。

今でも頭痛等で調子が良くないときは時々セルシン2mgを服用する事もあります。
耐性ができている私はこの容量では効果はほとんど感じませんが、いくらか症状が和らぎます。

いずれにせよ心療内科、精神科の医師を信じて服用していた薬の離脱症状で長期間苦しんだ事になります。
欧米ではかなり前からこのベンゾジアゼピンの依存性を広く公表しています。
なのに日本では未だ精神治療の基本薬となっているのが実態です。
もちろん、一時的な服用ならいいかと思いますが、実際はその依存性を知らず、長期服用している方がほとんどです。

医学の事は詳しく分かりませんが、脳内のベンゾジアピン受容体が鈍くなって、通常の機能を果たさなくなっているのではないかと思います。

病気を治しに病院に行き、知らぬ間に薬に依存し、副作用に苦しむことなります。
中には、そういった副作用を感じない方もいる事も事実でしょう。

お蔭様で私は毎日元気に仕事ができております。
これは男性更年期障害をいう病気に気づき、その治療の結果です。
(治療過程については過去ブログに血液検査の写真等も載せているので参考になれば幸いです)

以前に通院した精神科医、心療内科医も血液検査(フリーテストステロン値等)すらしないので、男性更年期治療に入るまで5年近くの歳月を無駄にしました。
その間に起こった事は、薬漬けになり、余計に体調が悪くなっただけです。

ただこれから精神的な病(不眠症やうつ病等)で病院にいかれる方はこの薬のリスクを知る事は大事です。それとそもそも自分の病気は一体なんなのか、少しでも勉強してから病院にいかれる事をお勧めします。

あくまで個人の私見ですので、書きたい事を書かせて頂きました。

今後の精神医療が発展する事を心より期待しております。

ご質問等はコメント欄からお気軽にどうぞ。できうる限りご返答させて頂きます。
では。

7 件のコメント :

  1. こんばんは
    先日、貴ブログを見つけ拝見させて頂いております48歳の者です。数年前から心療内科を通院しておりますが、一向に改善されずここ1年ぐらいは鬱状態が酷くなりました。先日テストステロンの血液検査を受けました。
    変な話、今週血液検査の結果が出るのですがLOH症候群と診断されるのを期待している自分が居ます。
    少しでも現状から改善出来れば良いのですが…

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    1. ブログを見て頂きありがとうございます。
      私は数年間うつ状態でした。出口が見えない時に泌尿器科で男性更年期障害と診断(FT値4.8)されました。
      その結果を聞いた時、非常にうれしく思ったのを今でも覚えております。
      これで治ると思ったからです。
      初めてテストステロン注射(250ml)をした時はすぐに良くなると期待したのですが、効果が出てきたのた4ヶ月位経った頃でした。
      もし貴殿が男性更年期障害と診断された場合、私のように効果がすぐに出ない場合もありますので、一喜一憂せず気長に治療に専念される事が大事かと思います。
      また治療のリスクとして多血症やPSAの上昇が考えられるので、治療開始と共に血液検査を随時される事をお勧めします。
      過去ブログに血液検査の結果を公開していますので参考になれば幸いです。
      LOH症候群と診断されるのを期待しておられる気持ちはすごく分かります。
      いずれにせよお体が良くなるといいですね。

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  2. ご返信ありがとうございます。
    ブログ詳細に拝見させて頂きました。
    回復まで色々と大変だったと様ですね。
    また、アドバイスも頂き重ねて御礼致します。血液検査結果次第ですが前向きに捉えて行きたいと思います。

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  3. 本日、血液検査結果を聞きに行きました。検査は総テストステロン値だったのですが756.4と高めでした。先生からこれだけの値だと遊離テストステロン値が低い可能性はあまり無いと診断されました。ショックでそのまま帰りましたが、改めて遊離テストステロン検査をすべきなのでしょうか?

    一途の望みを掛けていたのですが、思わぬ結果でした(汗)

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  4. 海外では総テストステロン値を指標にしているようですが、日本人は体質的な問題があるのか遊離テストステロン値を指標にしています。ご存知かもしれませんが、なるべく朝早く(午前10時前位)検査しないと、安定した数値が出ません。
    私でしたら、再度遊離テストステロン値(FT値)にて朝一番に採血してもらいます。
    ご納得いかれるまで調べられた方がご自身の為にも良いと思います。
    それと私個人の体験談になりますが、この治療前は全く性欲がありませんでした。
    治療後の現在は人並みとはいえませんが、明らかに性欲が上がってきています。
    そのあたりも参考になれば幸いです。
    何かありましたらお気軽にご質問ください。

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  5. 過去の私のブログに治療前の血液検査の結果が出ていましたのご参考になるか分かりませんが貼っておきます。
    総テストステロンと遊離テストステロン(FT値)が出ています。

    http://danseikounenki-loh.blogspot.jp/2015/06/blog-post.html

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