2015年6月27日土曜日

うつ病と似た病気。うつ病だと思ったらまず調べて欲しい事。

通常うつ病だと思うと、心療内科、精神科に行くのが普通だと思います。
しかし私の経験上(私は6件の病院に通いました。)医師と話せるのは
せいぜい長くて20分、短ければ10分程度です。
医師はその患者との短い会話の中から病状を把握し、とりあえず薬を出して
「これでしばらく様子を見て下さい」が普通です。
これで治ればいいのですが、そんなに甘いものではありません。
抗うつ薬だけでも相当種類があり、どれが自分に合うかは試してみないと
分かりません。合う薬を探すだけでも相当時間を費やす事になると思います。

ここからが本題です。

まずあなたのその鬱っぽい症状が本当に鬱病なのか確認する必要があります。

まずは血液検査。これは内科であればどこでもやってくれると思います。
私の場合、血液検査を実施した心療内科は6件中1件だけでした。

そもそも血液検査を行う心療内科はほぼ無いと思って下さい。そこが問題なのです。

 
男性更年期障害の検査。遊離テストステロンの数値。※今年の2月位から遊離テストステロン値を検査する試薬の輸入がストップしており、現在もできません。
そこでとりあえず総テストステロン値を検査。

(追記※H28年7月現在、遊離テストステロン(フリーテストステロン)の血液検査再開しています。)

この血液検査は必ず午前中の早い時間に採血して下さい。(正確な数値を測定する為)
これで男性更年期障害(LOH症候群)かどうか判断できます。

② 
甲状腺ホルモンの検査。TSH 、FT3、FT4の血液検査。これも値により、鬱っぽい症状が出ることがあります。女性の方に多いですが、男性の方も検査が必用と思います。

③ 
副腎疲労症候群 血中DHEA-S濃度の血液検査。本当は唾液中コルチゾール検査がいいのですが、実施している医療機関が少ないのと費用が高額です。
私が最後に通った心療内科で2万位でした。どうも海外で検査するようです。
1日4回唾液を取るのですが私は4回目夜12時の唾液摂取を寝てて忘れてしまいました。また採取した唾液は冷蔵する必要があり、医師から採取翌日の朝に持参下さいと言われました。
結構手間がかかります。前述のように、夜12時の唾液摂取を寝てて忘れてしまい、私はお金だけを払って終わりました。結果は不明です。
仮に検査した場合、結果まで一カ月ほどかかります。
   
①、②、③もうつ病と同様か近い症状が出ます。(③は記載を忘れていて、7/4アップしました)

いずれの項目もネットで検索して頂ければ色々とヒットします。

また以前検査した記録が出てきたのでアップします。
画像をクリックすると拡大します。


ちなみにFSH(卵胞刺激 ホルモン)は何故検査されたか分かりませんが、女性に必要な検査かと思います。※私は画像にはないですが、TSH 、FT3、FT4の検査もこの血液検査以前にやっています。

特に40代を超えてからの鬱症状は男性更年期の可能性があるので①の検査は必須です


そして可能であれば、光トポグラフィーの検査です。検査自体は15分ほどで終了します。

これにより前頭葉の血流量の変化をみて、健常者、うつ病、双極性障害、統合失調症を判断しま
す。
頭に電極のような物をたくさんつけ、正面モニタから出題される問いに答えていきます。
出題は「か」のつく物を思いつくだけ答えて下さい。これが色々な平仮名で出題されます。
ただこれに答えるだけでお気楽な検査です。
私は大森駅近くの脳神経外科クリニックで検査を受けました。
良心的な病院で5000円位だったと思います。後日その検査報告書がもらえます。
病院によってはもっと高額な費用がかかるところもあるようです。

この検査で私はうつではない事が判明!かといって健常者でもない波形でした。

ちなみに評判の良い病院だったので、念の為脳のMRI検査もしてもらいました。

そこから自分で色々調べ、遊離テストステロンの血液検査を受ける事になります。

最初からこの知識があれば3年間もの間、薬漬になる事もなく、正しい治療が受けれたと思います

また最近注目されている、リン酸エタノールアミン(PEA)の血液検査もいいかと思います。
うつ病、適応障害、健常者、パニック障害の判断材料として最近注目されているようです。
この検査は私も未体験なのでネットで調べてみてください。

※追記:リン酸エタノールアミン(PEA)の血液検査を担当医に調べてもらった所、一般の血液検査機関ではできないようです。検査できる病院が限られており、非常に少ないようです。ただネットで検索すると無料で実施している病院もあるようなので、うつ病かどうかの判断に困っている方は検査をする価値は十分にあると思います。通常は15,000円位するようです。

皆さんもうつ病かなと思ったら、心療内科だけではなく、色々な検査をする事をお勧めします。

そして仮にうつ病だったとしても投薬には慎重になるべきだと思います。
経験上ひどい副作用に悩まされることもあります。病院選びは相当慎重におこなって下さい。

そしてうつ病が益々ひどくなるようでしたら、修正型電気けいれん療法(m-ECT)を検討されてみるのも一考かと思います。(中には野蛮だと言って勧めないお医者さんもいましたが)

またプラセンタ注射男性更年期障害、うつ病に効果があると言われています。ただ私にはあまり効果がなかったような気がします。ホルモンバラスや自律神経が改善される可能性があるので、一度は試してみる価値はあると思います。

追記 (2016/3/18)サプリメントも効果的ですので、私の以下ブログも参考にどうぞ。
http://www.danseikounenki-loh.blogspot.jp/2016_01_01_archive.html


次回は男性更年期障害とは関係ありませんが、私が経験した修正型電気けいれん療(m-ECT)について書きたいと思います。

ではでは。

4 件のコメント :

  1. はじめして。
    光トポグラフィーの検査を受けられた、大森駅近くの脳神経外科クリニックの名前を教えていただけませんか?
    また、検査を受けるのに条件などありましたか?
    ・鬱の診断が付いている
    ・紹介状が必要
    など。
    (私が調べた保険適用にて検査を受けられる病院は、上記条件がありました。)

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    1. ご質問ありがとうございます。
      私が光トポグラフィーを受けた病院は以下です。

      くどうちあき脳神経外科クリニックです。

      紹介状は不要で、電話での予約だったと記憶しております。
      診断書も不要でした。
      クリニックHPから見ていただけるといいかと思います。
      お役に立てれば幸いです。

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  2. ご回答ありがとうございます。
    HP拝見したのですが、保険診療とは別日に検査を実施と書いてあったのですが、診察を1度受けてその後予約を別日に取ってから受ける流れでしょうか?

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    1. お返事遅くなりました。
      まず検査で1回病院にいきます。多分30分位で終わります。
      後日予約をとり、その結果を聞きに行く事になるかと思います。
      検査はスムーズですが、後日の結果を聞きに行く時は人気のある
      病院なので割りと待った記憶があります。

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