私の経験から男性更年期になった時の心がまえや気をつける事を書きたいと思います。
まず治療が始まっても一喜一憂しない。
これは私が最初の血液検査で遊離テストステロン値が4.8と非常に低い値で、初めて泌尿器科でテストステロン注射(250mg)をした後、あまり気分が上がらず、もしかしたら、注射で遊離テストステロン値が上がってないのではと思い、注射2日後、別の病院(内科)で、遊離テストステロン値の血液検査に行きました。
するとびっくり遊離テストステロン値がなんと28.9迄上がっていたのです。
テストステロン注射恐るべしです。
しかしこの数値(28.9)とは裏腹に気分は相変わらず低空飛行です。
すなわち注射で数値が上がったら、すぐ元気になるわけではないのです。(私の場合)
理屈は分かりませんが、注射を続けている内に徐々に良くなっていくのです。
まずは治療を始める前に!
テストステロン注射にもリスクがあります。精子の数が減り、子供をこれからつくろうと考えている方には向いていません。またPSAの上昇(前立腺がん等)や多血症の可能性もあります。
くれぐれもお医者にリスクを確認し事前に検査をした上で、治療を始めて下さい。
私は治療初日、恥ずかしい話ですが、検査として睾丸にエコーをあて睾丸のサイズに異常がないかチェックされました。異常なしでほっとしましたが、抵抗のある検査です。
治療が始まったら!
泌尿器科でテストステロン注射が始まったら、PSAは2カ月に一度位、多血症は2~3週間に一度血液検査しましょう。
私の場合は多分MAX量、2週間ごとに250mgの注射(多血症、テストステロン値の血液検査は毎週しています。)をしていますが、お医者さんによっては、慎重でもっと少量(125mg)だったり、期間を2週間ごとではなく、3~4週間ごとにする先生もいらっしゃると思うので、その辺は先生とよく話しあいましょう。
また塗り薬「グローミン」を使用する先生もいるようです。これはいわゆる自分の陰嚢(玉袋)に塗って、経皮吸収によってテストステロン値をあげる効果のある塗り薬です。病院に通えない方や、筋肉注射が苦手な方はいいかもしれません。
特にうつ病治療を受けている方、この間にしてはいけない事!
男性更年期なんだからと 抗うつ薬、抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)を無理に減薬、断薬しない事。
調子が良くなってきたら、徐々に減薬すればいいと思います。
私は男性更年期が分かった時に、心療内科に行くのをやめ、泌尿器科一本で治療をうけております。
心療内科で処方されていたお薬は、泌尿器科の先生から引き続き処方してもらいました。
ただしドグマチール(スルピリド)は例外です。この薬はテストステロン値を下げる可能性があるので治療を開始したら、体調を見ながら少しずつ減薬する事が望ましいと思います。
かくなる私もドグマチールを1日3錠(多い時で100mgを日に3回)服用していたので、徐々に減薬し、現在は飲んでいません。
私は鬱治療でリフレックス2年ほどを服用していましたが、男性更年期と分かり断薬したところ、
3日目位に離脱症状(主に頭痛や不安感)がでてきて、薬を再開したら治りました。
調子が良くなってきた現在はリフレックス半錠(7.5mg)とセルシン5mgを朝夕、頓服でレキソタン2mgを1日に1~2回飲んでます。大分減薬できました。これから更に減薬、断薬していく予定です。
(この断薬、減薬については別記事でアップする予定です。)
そして私の体験上気をつける事!
まず自分の体の調子に正直に応える事です。
だるい時や調子が悪い時は、無理に運動しない。調子が上がってくれば、自然と体が動きます。
頑張って治る病気ではないと私は考えています。
私は仕事にもいかず、数か月家でだらだらしてました。大分太りましたが、今は病気を治す事を一番と考え、調子がよくなったら、減量すればいいやとポジティブに考えていました。
調子が良くなってきた現在はエアロバイクをこいだり、散歩したりしています。もちろん仕事にも復帰し毎日出勤しています。
またお酒もよくないです。私は毎日たらふく飲んでいました。(真似しないで下さい。)
あと一番難しい事ですが、なによりストレスを受ける環境を避ける事。ストレスでもテストステロン値は下がると言われています。家族の協力が大事です。(私の場合は家族から完全放置されてましたが・・・)
とにかく治るのを信じて、決して焦らず治療に専念しましょう!
ではでは。
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