2015年6月26日金曜日

男性更年期(LOH症候群)が分かるまでの道のり

2009年(40歳)に仕事の帰りに高速道路を走行中に突然、気を失いそうになり、そのまま高速を降り、救急車を呼びました。

後にこれがパニック障害と知る。その後、車はもちろん、電車、買い物も不安で、非常にきついストレスフルな生活を送る。

この不安障害はだんだんひどくなり、抗不安薬等、さまざまな薬をを飲むも効かず、会社に行くのが精いっぱいでした。

この頃は不安はあるものの、鬱っぽさは無く、何とか生活をしていました。

しかしその2年後、その日々のストレスからか徐々にやる気が無くなりうつっぽい症状が出てきました。
この鬱っぽさはエスカレートし心療内科で様々な薬を試しました。

SSRIは全て試すも吐き気でダメ、四環系ルジオミールも効かず、三環系は全て試すも効かないどころかかえって体調が悪化。
結果副作用のなかったリフレックスとドグマチールを飲む事にしました。(ここでは記載しませんが、20種類位を試しました。)

しかし気休め程度でほとんど効かず、更に病状は悪化。

その後、3回入院し電気けいれん療法 m-ECT を試す。一時的にやや良くなるもすぐに、気分が落ち長期維持できない。
ただし、入院してた方の中ではm-ECTで元気になられる方も多く見ました。

その後テレビで光トポグラフィーという、鬱か躁鬱かが診断できる最新機器がある事を知り、早速、近所(大田区大森)の脳神経外科に検査に行きました。

数日後、検査結果を聞きに行くと、その波形が鬱でなく、どちらかというと躁鬱に近いかもしくは、どちらにも該当しないとの結果でした。

正直これには驚きました。てっきり鬱だと思っていたのが違っていたのです

これで何かおかしいと感じ、去年の12月(45歳の頃)に男性更年期(LOH症候群)の血液検査(フリーテストステロン値)をしました。

すると非常に低い値(4.8)で立派な男性更年期と判明

勝手に心療内科はキャンセルし、泌尿器科に行き、早速テストステロン注射1回目(250mg)を注射しました。これで良くなるものと思いきや、何も変わらず。
その後2週間おきにテストステロン注射を続けた所、やっと本年の3月頃からやや調子が上がってきました。

注射をし始めて4ヶ月目の事です。

よくネットでは注射をすればすぐに効く等の記載がありますが、私の場合はかなり時間がかかりました

ただし副作用としてPSA上昇と多血症があるので常に血液検査を心がけています

その後も続け現在に至りますが、元気な時の7割位まで復活し、本年5月頃からは毎日仕事に行っています。

ただうつ当時に飲んでいた薬も続けており現在減薬中です。

今思えば薬など飲まなければよかったと思います。長年飲んだ薬の断薬は非常にきついものがあります。

現在はリフレックス半錠(7.5mg)、セルシン5mgを日に2回とレキソタン2mgを2回飲んでます。

言える事は初めから抗うつ薬や抗不安薬を飲まなければ、この減薬、断薬の苦労はなく、また無駄なうつ病治療(2011年~2014年)もなかったと思います。
単に男性更年期の治療だけで済んでいたと思います。

今後も男性更年期(LOH症候群)について少しでも皆さんの参考になる様に経験談を書いていきたいと思います。

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